日記
7/15 (土)
実験に向かう。たった20分で5000円の収入が発生した。面白いことは特になし。はやく夏が終わってほしい。
7/16 (日)
何時に起きたとか出かける前なにをしたとか、そういう些末なことが思い出せない。夕方からのカラオケ呼び込みバイトがしんどすぎたせいだ。終わった後は鶏肉,米、菓子パン、パスタなどをドカ食いした上、無意味に4時ごろまで起きていた。眠る前に聴いたスクリャービン(演奏はプレトニョフ)のop.45がやけに美しく感じられ、愛撫されているようだった。
7/17 (月)
起きて2時間ほど練習。その後また実験に向かう。気が狂うような暑さ。やけに眠い。研究所の死体でも隠してありそうなひんやりした雰囲気は好きだが、実験を行う研究員のことがどうも苦手だ。今回は10分で終了した。パトロンが欲しい。後ろ盾のある奴が憎い。帰りがけに植物を眺め、これが綺麗かそうでないかもわからないと思った。好きなものすらうっすら嫌いだ。感じることは苦しい。
日記
7/12 (水)
起きてからグダグダしていてなにもできず、昼過ぎから派遣で塾に向かう。ほとんど留守番のような仕事だと説明され、電話を取ったり来訪者の対応などする。事務作業も任されたが、やってもやらなくても給料は変わらないので当然やる気が出ず、スマホばかり触っていた。帰って蒙古タンメンを食べる。生きていたくない。
7/13 (木)
エントリー予定だったコンクールの締め切りが今日までと気がつき慌てて応募する。プログラムは細かい部分が決まっておらず、しかし時間がないので無理やり決めてメールを送信した。無駄に高い出場費を振り込んだ後、実験台になるためとある研究所に向かう。厳密には違うが、まあおおよそ治験のようなものだ。わけのわからない器具を身体にとりつけ、謎のゲームをするよう指示される。帰宅後は蒙古タンメンのカップ麺を食べ、スクリャービンの前奏曲から6,14,18,20,24と和音で構成された曲を中心に練習した。なんだかやけに疲れた1日だった。
7/14 (金)
午前中に練習するつもりだったが、起きられず昼に目を覚ます。練習ができなかった不安と自己嫌悪、その後の労働への憎しみで最悪の気分に。某観光地のホテルでbgmのピアノを演奏する。意味がわからない。置いてあるのがshigeru kawaiの管理の行き届いたピアノだということが余計に怒りを増幅させる。帰宅してオムライスと蒙古タンメンを食べた。惨めだ。
日記
6/30 (金)
ここのところ昼夜逆転してたのが一周したため早朝に目が覚め、6時ごろには練習を始めた。せっかく良いペースで作業が進んでいたのに、昼ごろ2回射精して終わってしまう。神経はなぜか昂っていて眠るのもうまくいかず、最悪な気分と時間を埋めるために音楽をたくさん聴く。こういう気分のときに音楽を聴いても素敵な気分になることは稀だが、細川俊夫のエチュードがおもしろく譜面を見てみたいと思った。誰か私のために買ってください。16時ごろ眠って23時ごろ目が覚める。永遠に眠りたい。
7/1 (土)
朝から苦しく派遣サイトで申し込んでいた某チェーン店の皿洗いバイトを当日キャンセル。一気に気分が軽くなったため練習などする。面倒ごとから解放されたせいか、あらゆる和音がいつもより美しく聴こえた。夜は同居している女から誕生日祝いということで、少しいいピザ屋に連れて行ってもらう。詳細は忘れたがアンチョビが載ったトマト系のピザや生ハムが載ったピザなどを食べる。注文を受けてから丁寧に焼くタイプの店なので待ち時間が長く、会話を続けるのに苦労した。一応奢ってもらう立場なので頑張って盛り上げる。女は楽しそうだったので、それなりにうまくいったと思う。誰かこれを読んでいる方で誕生日プレゼントを買ってくれる人がいたら連絡ください。ほしい物リストを送ります。
7/2 (日)
・射精×3
・音楽鑑賞と演奏を6時間程度
・同居している女にオムライスを作ってもらって食った(うまい)
7/3 (月)
朝にバッハの平均律を少し練習して、午後は医療施設で実験台になる。慣れないMRIなどを撮ったせいでやたら疲れた。謝礼として貰ったQUOカードで蒙古タンメン中本のカップ麺を食べ、帰ってからは日付が変わるまで爆睡。
7/4 (火)
意味のない射精を2回 意味のない練習を8時間 好きな女と電話を3時間32分37秒
日記
6/18 (日)
また午前中に意味のない射精、バカなのかもしれない。昨日のクープランが忘れられず何度も思い返す。イネガルを駆使した自由で語りかけるような演奏に、1860年制ベヒシュタインの花が開くような音色。回想に耽ってばかりいるうちに記憶はどんどん変容していくのだろう。このままいくと間違いなく頭のおかしいジジイになる。
所持金が1000円を切ったのに美味いものが食いたくて、同居してる女に天ぷら蕎麦を奢ってもらう。店を出ると風が気持ちよくて素敵な気分になった。親戚に金を無心して2万円を得る。
6/19 (月)
なにもしていない。また気狂いピエロをみてのたうち回る。一昨日に京都のカフェ・モンタージュでデュサパンのエチュード全曲演奏会があったらしい。行きたかった。東京にもあんな感じの箱があったらいいのに。面倒でまた風呂に入らなかった。
6/20 (火)
自分の演奏会の準備、スクリャービンとフォーレを中心にさらう。それ以外は特になにもしていない。風呂には入った。
ヒモとはいえそろそろバイトをしないとやばそう。
半額の弁当を二つ買って食った。片方はしょっぱすぎて最悪だった。明日クレームをいれます。
6/21 (水)
朝方に入眠したものの、直ぐ目が覚めてしまいほとんど眠れず。それでも昨日たどたどしく弾いていたものが普通に弾けるようになっていたりして、睡眠の偉大さを実感する。
インターネットは無限に意味のない情報が転がっていてすごい。
友人に演奏会のチラシのデザインを頼んだところ、快く引き受けてくれた。嬉しい。
少しうたた寝した際にハンモックの夢をみた。そこでは雷魚が揺られていて、なぜか氷の香りがした(夢の世界の私は氷に香りがあることに違和感を覚えない)
日記
6/14 (水)
7時起床。スクリャービンの24の前奏曲から1~8を重点的に練習したのち、茄子を焼いた昼飯。
前の日にBOOKOFFでジャケ買いした豊田徹也のアンダーカレントを読む。ビルエヴァンスとジムホールのアルバムを模したブックカバーに惹かれて購入したが、想像以上に良かった。底冷えするような夏の気だるさは季節が巡っても引きずられていく。気になって作者の名前をネットで調べたらかなり胡散臭い風貌の人間が出てきて嬉しい。別の作品も読もうと思う。
夜に出向こうと思っていた演奏会の当日券がないことを知り、諸々のやる気がなくなる。
なんとなく適当に近所の本屋で立ち読みしたり楽器を触ったり射精したりしてそのまま眠ってしまった。
6/15 (木)
起床時からなんとなく怠い。ストレス由来の性欲で午前中から2回射精してしまう。どうしようもないので横になったまま出来損ないの怪文を制作したり音楽を聴いたりした。ヘブラーのモーツァルト、ドビュッシーの室内楽曲、ピリオド楽器で演奏されるショパン等。そのまま眠ってしまう。起きると気分がましになっていたので、少し楽器を練習した。同居している女が帰宅。あまり話したくないので逃げるように家事をする。ゴダールの気狂いピエロをみる。明日は元気に過ごしたい。
6/16 (金)
昼ごろ目が覚める。同居人から貰ったパンとコーヒーで食事。練習と呼べるのかもあやしい気の抜けた作業をした後、2日ぶりにシャワーを浴びる。流れていく脂を手のひらで感知するのはいい気分だ。また少し練習した後は朝方までフォロワーとだらだらLINEする。私はこの人のことが好きなので楽しかった。
6/17(土)
昼ごろ起きて高橋悠治と青柳いづみこの演奏会に向かう。ベヒシュタインの古い楽器を使用して前半はクープラン、後半はシューベルトの連弾曲を演奏する趣向で、曲によってはモダンピアノも使用された。高橋悠治の相変わらずのクールさに痺れる。それぞれのソロはもちろん素晴らしく、連弾は臨場感溢れるスリリングな演奏で、シューベルトのデモーニッシュな部分が強調されていた。休憩時間ショールームで調子にのってピアノを試奏しまくっていると店長から名刺を渡される。こんなに高いピアノ買えるわけがない。3000円しか持っていないくせに「ありがとうございます」などと一丁前に言いながらスマートに受け取る。そう思いたいだけで実際にはぎこちないかもしれない。悔しい。帰って自分の演奏会で弾く曲を練習する。嫌な気分になった。